キトウシの自然: 2009年3月アーカイブ

キトウシの森には少しずつ春の足音が聞こえてきました。


※芝がちょこっと(*^_^*)顔を出しています。


昨日、旭岳に行ってスキーを楽しんできました。
出発時、東川の市街地の道路は雪もなく、春を感じる暖かさ
旭岳に近づくにつれ、雪もちらつき、車のヒーターもUP!道路にも雪が・・・
ナント!ビックリ!旭岳は白銀の世界でした!
パウダースノーでふかふかの雪でした。

同じ東川町ですが、気候や雪の量が違います!
車で40分~1時間の距離ですが・・・(◎o◎)!

今日 キトウシの森を歩いてを感じて
昨日 旭岳で思いっきりを楽しみました!



※白樺の木は春が待ち遠しいのかな・・・



 昨日と今日で東川ってスゴイ!オモシロイ!

と改めて感じました。北海道はでっかい&東川も広い!
今朝、ベニヒワの群れ(およそ18匹位)がキトウシ公園に遊びにきてくれました。


※・・・この木の下にも群れていたのですが・・・
(またシャッターチャンスを逃してしまいました)

  





※ラブラブですね~っ(^◇^) いいなぁ~






※すごい器用に食べてます(>_<) かわいいっ

  スタッフに聞いた好きな野鳥アンケート!

第3位にランクインのベニヒワちゃんでした


スタッフM:「チョコンとついた、アタマの赤が可愛い!」
スタッフH:「いつも群れで、まさにお手本のチームワーク!」

冬鳥でもうじき飛来してしまうらしいですが、また会いにきてね★

≪ナナカマドの作戦≫
秋にナナカマドの実は、まっ赤にまぁるく綺麗に色づきます。見るからに美味しそう。
Q:なぜ食いしん坊の鳥達は冬までそれをたべないのか?

 ~キトウシの森博士の答え~
ナナカマドの実には毒素があり、-5℃以下にならないとそれが消えないのです。
 カシコイ鳥達はその事を知っています。なので、寒くなるまで待ち毒素が消えてからパクリ!

 いくら秋に美味しそうになっている実を見ても... 我慢しているんだぁ~

 白雪姫のストーリーをふと思い出しました。
魔女:「りんごはいかが?美味しいよ!」
白雪姫:「まっ赤な美味しそうなりんご!いただきます!」

 ナナカマド扮する魔女に鳥達は惑わされずに、毒素が消えるまで我慢して、食べごろになったら
いただきます(●^o^●)!

  

 植物と動物がお互いに上手に駆け引きし合って『自然界』があるんですね。
キトウシの森博士の「動物や植物と友達になろう」の意味がチョットわかった気がする観察会でした。

 

 ≪どんぐりの作戦≫
どんぐりの実は一つ一つ落ちずに、一斉にドカっと実が落ちます。
Q:なぜ、どんぐりの実は、いっせいに実を落とすのか?
 
~キトウシの森博士の答え~

どんぐり実を一斉に落とす

リスなどの動物がそれを隠そうと...でもエゾテンなどの天敵に狙われると必死にかき集める
 ↓
でもリスは慌てているから拾い忘れる

どんぐりが実を残した事によって発芽し、翌年にまた実を成らせる。

どんぐりの子孫を残すための作戦なのです!


※キトウシの森で見つけた「マヒワ」
とってもキレイな黄色をしていました。

キトウシ森林公園のエゾリスの発見ポント場は大きく分けて2つあります。

①ミズナラの木(どんぐりが成る実)がある所

 ②オニグルミの木(くるみが成る木)がある所

 つまり・・・
どんぐりを好む食文化のエゾリス...

 クルミを好む食文化のエゾリス...



人間でも朝は『ご飯』派もいれば、『パン食』
の人に分かれるようにリスも同じらしいです。
どんぐり派ORクルミ派・・・・

 この公園のリス太郎はクルミ好きです(^-^) 

 ≪エゾリスの食糧備蓄作戦≫
なぜリスは自分が埋めた食べ物を掘り当てる事ができるのか?

木の幹下に、自分の尿をかける

かけた尿に自分であらかじめ距離を決めて食べ物を埋める(おおよそ1m以内)
 
ほりおこして食べる。

でも、もし埋めたはずの食べ物を探し当てる事ができない時は?

一旦尿 をかけた木に戻り、今度は違う角度で探す!というリスの食糧備蓄作戦らしいです。


今からさかのぼること、ある秋の日の会話

 スタッフA:「あの鳥なんていう鳥?」(*^_^*)

スタッフB:「う~ん・・・・わかんない、焼き鳥しか知らな~い」(^◇^)

スタッフC:「この公園のスタッフなのに、自然界について知らない事が多すぎない!?」(--〆)

スタッフD:「これじゃ×××。動物や植物の事もっと勉強して楽しい公園づくりにしてみない?」(^-^)

「自分達が楽しいとお客さんにもきっと伝わる!」(●^o^●)

もっと知ろうよ!身近にある自然!
ここから私達は始まった。



★合言葉は★
1人1日1枚の写真を撮ろう!名前がわからなくても、写真を撮ったら記録にに残る!記憶に残る!

       
※図鑑片手に鳥の名前を検索中           ※あっ!シャッターチャンスを逃した!

 日々の努力もあり、今では一人10匹の野鳥の名前が言えるようになりました! 

「もっと自分達の公園を知りたい!!」
そんな願いが通じて、3月8日!講師を招いての職員研修会!自然観察会!


スタッフ一同、身も心も普段とは一味違ったスタイル!
たんまり着込んだ防寒着・手袋・帽子・長靴!
双眼鏡・野鳥のガイドブック・植物図鑑!
そして必殺山歩きアイテム!
「スノーシュー」 を始めて履くスタッフも...(足をからませ転んでしまう人も...)

 さぁいざ自然観察会へ!
 『動物や植物と友達になろう!』
自然界・動植物会を知りつくした講師のこの第一声からはじまった自然観察会。
一体なんの事?動物と会話?植物に感情なんてあるの?

 ここ数日間は、春と冬の鬩ぎ合い(せめぎあい)!
キトウシ森林公園では、春を感じる自然界が少しずつ顔を出してきました。

 

 春の訪れ・・・「ふきのとう」が芽吹いてきていたり...

 

 はたまた、雪がとけて、じわじわとせせらぎにも水の流れが

 

 反対に雪があるからこそ、わかったもの...
雪の上の動物の足跡、落とし物(排泄物)。
鹿・キツネ・たぬき・エゾリス・野うさぎ、冬の森をスノーシューで楽しむ人間の足跡...


※ちなみにこれはキツネの足跡です。

 

 木の上にあるエゾリスのねぐらを発見しました。

 明日は、観察講座で学んだ話しをいくつかご紹介します。